卒論・卒研の意味するところ

全国にいる学部4年のうち90%*1は、後世に残せる発見などをできずに(学部を)卒業していく事が多いという前提で考えていくと、卒研をする理由としてよく「研究の練習」というのも挙げられるようだけど、実際のところはもっと狭い範囲についてであって、卒研をする意味は「挫折と外部評価に耐えうる成果を出す事の練習」だと思う。
  
だから、適当にやる人にとっては楽なのかもしれない。例えば卒業時の通過儀礼としての意味合いで卒研を経験するのであれば、上で挙げた事とは180度違う方向性に向かっているからだと思ってる。

その点において、これから先を研究者として過ごしていく予定の人たちにとっては、私はこの先生きのこることができるのだろうかという機会を持てるのはないか。
  
  
別にきのこる先生と書きたいから、このエントリを書いたわけではない、念のため。

*1:「井の中のなんとやら」要素を考えて設定しておく。