北九州と愛知の地方選でわかったこと

柳沢厚労大臣の進退なんてこの際どうでも良いこと。
見るべきは投票率の増加による当選者と落選者の得票数にある。
次の表は要点のみ記したので、全文についてはソースにて。

北九州市長選挙
投票率:56.57%(前回38.32%)
当選者所属:国政野党
当選者:217,262
落選者(1位):177,675
当選者との得票の差:34,587
ソース:http://www.asahi.com/politics/update/0204/009.html

愛知県知事選挙
当選者所属:国政与党
投票率:52.11%(前回38.91%)
当選者:1,424,761
落選者(1位):1,355,713
当選者との得票の差:69,048
ソース:http://www.asahi.com/politics/update/0204/012.html

この2点の結果から見受けられることは、いわゆる柳沢大臣の失言問題も関係するのかもしれないが、それよりも投票率に視点を移すべきだと考える。
前回の選挙時の当落者得票数および投票率がすぐ見つけられなかったので省くが、投票率の増加が野党候補にとっての追い風となったことは事実であり、最近の選挙における変化であることだろう。
と、思い宮崎知事選について調べようと思い調べたところ、WEB上には情報がすくなくなってたが、なんとか見つけた。

宮崎県知事選挙
投票率:64.85%(前回59.34%)
投票率は64.85%(前回59.34%)だった。宮崎知事選で投票率が60%を超えたのは28年ぶり。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070122k0000m010066000c.html

宮崎県知事選については、今回、国政与党には条件が悪すぎたのもあるから、参考にならない気がしなくもないが。
  
3点を見たところ、投票率の増加が政権与党にらいする肉薄効果を生んでいる事が見られる。
よって、7月に予定されている参院議員選挙における国政与党が勝利するには、投票率を下げるようにするべきなのは明らかだ。従来から言われているように、国政与党は組織票が頼りなので投票率の低下は勝利へ直結する。
次に、国政野党が勝利するには、投票率を上げるように努めることが求められる。投票率を上げることにより、与党の組織票効果を和らげることが可能となるだろう。
だが、投票率の向上は与党のタレント候補効果に利となる可能性もあることは否定できない。内閣支持率が低いことから、タレント候補投入率が増えることも予想される。ゆえに、野党は油断するのは禁物であることには間違いないだろう。
  
  
まあ、いろいろ書いてきたわけですが…。最後の数行でまとめられるのかな。

と思ったのだが、詰めが甘い可能性があるのでやめておく。だけど、参考になるのは国会法あたりかな。
国会法:http://www.houko.com/00/01/S22/079.HTM(法庫:http://www.houko.com/
WEB上で法律集が読めるのは便利だけど、実際に読むのは紙の方が読みやすい。検索性を考えるとWEB上が便利。
そのことから、WEB上で検索して、該当部分を紙で読むのが最も自分にあってるのかな。
houko.comなしに授業が進むだろう法学部生も大変だよな、と思いましたとさ。*1
あんな堅苦しい文を頭に叩き込める法律屋もすごいなと。あ、法律屋とは裁判、弁護と一部の検察ね。

*1:あたしゃ政経学部でも法学部の学生じゃないよ。