2006.09.17あたりの事。その1

かなりの長文のくせに、まだ山に入っていない。これではただの旅をしただけに見える。
だいたい夜。いろいろあった関係で、家からの出発時間に少し遅れが出た。当初の予定からすれば想定の範囲外。
TSUTAYAのレンタル期限の関係から、日帰りできない場合の延滞料金が痛いので返却した後急いで行ったら、なんとかして最寄り駅からの列車に乗れた。直前の乗り換え検索では、その時間からでは八王子乗換えになっていた。でも無理して新宿から乗ろうと考えた。一応、各駅時刻表と乗り換え時間を考えたらギリギリ間にあるらしい。
で、乗り換え。恐ろしいことに、新宿駅で買い物する時間がないことを思い出したので買い物をすることにした。もしかしたら八王子ではホームのNDは営業終了していた?

さて、ここからが問題だった。乗換駅と、事前に調べた運転状況では列車が遅れていることなど知るよしもない。でも遅れていたそうな。それを知らずに新宿への列車の車内で乗り換え番線を確認しながら、列車の到着を秒単位で予測しながらヒヤヒヤしてた。
さらなら大問題はここから。言うまでもなく新宿駅は長い。東京駅の京葉線ホームの離れ方も異常だけど新宿駅の南北の離れ方はやばい。特に新南口とか埼京線湘南新宿Lのホームも遠いのは覚えていた。そう、ここまでは覚えていた。そうだ、そうなんだ。特急ホームの位置なんて頭になかった。総武線西行きに乗ると気になる位置にあったが、すっかり忘れていた。

新宿到着後は荷物を抱えながらダッシュ。乗り換え口は小走りで、遠いと思いながらも特急ホームの入り口あたりまで行ったが、その次の瞬間に「残念ですが特急ホームはさらに先です」とかいう看板を見たのが発車3分を切っていたと思う。
信じられないことに200m走ですよ、200m走、もうあほかと。なんでこんなときに、それも(予定では)寝る前に走らなくちゃいけないのかと。ええ、でも走ったよ。グリーン券を無駄にしたくなかったのと、翌朝の新幹線か特急料金が馬鹿馬鹿しいというのもあるが、これからだと少しうなだれていたら終電を確実に逃すというよりも、実はこの時点で終電を逃すという恐れがあったから。

さておきホームに着いてぜえぜえ肩で息をしながら乗り込んだわけです。だいたい1分前あたりだろう。一応なんか記録を残すために発車の放送を気にかけながら撮ったのが電光掲示板。その後発車時間がきたから戻ろうとしたら「山手線の列車が遅れているために発車時間を5分遅れられます」
ちなみにこれを見るとわかるが発車時間なのにホームで撮影している。
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20060917054856
  
おおお!、なんだって?。じゃあなんだ、あの急いだ買い物と新宿駅での特急ホームへのダッシュはなんだったのか。

その後はトラブルもなく発車したわけです。まあ一部ゴネてる人はいたけど、その人は必死だったな。普通に500円で帰れるのにな。
乗ったのはグリーン車。といっても快速列車だから安い。松本までの自由席特急料金よりも安い。きっぷの写真は駅で回収されたのでないです。はい、当時は寝てなかったからね、言い訳だけど。
車両は昔のあさまのらしい、ずばり国鉄。車両については良かったと思う。さすが特急のG車だったことだけあって、グレードが高く感じた。座席については、G車にしては少し硬いように思った。昔々に一度だけ乗ったの100系G車よりもお得感が少なかった、あたりまえだが。それでもリクライニングは深いし、フットレストがありがたかった。でもG車に乗るメリットは静かな車内と八王子からの減光かもね。普通車は機器やその他の音でうるさいに上に減光なし。
  
さて、この列車はムーンライト信州81号です。いわゆる夜行列車です。本来は車内では寝るべきです。ええ、寝ないと翌朝持たないだろう。
でも眠れなかった。まったく眠れなかった。小淵沢の先で最大20分ぐらい寝たらしい。起きたらそこは涼しい国でした。  
はい、これが何を意味するのか。ずばりピンチですよピンチ。体調不良で登ると高山病になりかねないし、狭いところでバランスを崩すとパンパカする可能性が出てくる。
  
うなだれながらすごしていたら松本、ここで乗客はかなり減った。山なら槍とか穂に行く人だろうか。
ここからは大糸線。車掌も特急の車掌でなくよくいるJREの車掌になりました。大糸線ということで、木崎湖が前から気になっていたので、車窓から木崎湖を探したものの、どれがどれだかわからなかった。途中に複数の湖があったのかね。そのうち終点の白馬に着きましたとさ。はい、寝てねーよ。でも眠くないところが恐ろしい。
この時点で白馬岳はプランから外れる。もっとも、ML車内での点検でコンパスを持ってき忘れたからというのもある。さすがにコンパスなしでの強行はやめるべきだと思ったからね。

この時の地図で、比較的安全でのんびりできるとことを探したら予定2で考えていた唐松岳にすることにした。標高2600m級のくせに、1800mあたりまでスキー場のゴンドラとクワッドリフトでいけます。
まあ、行く場所は決まった。だが困ったことに食料が手に入らない。コンビニなんてどこにもない。たしかにお店はあるし、マックもある。でも普通に考えたら時間は5時とか、6時です。やってるわけがない。食料についてはあきらめて、なぜかJREの境界駅に行きたいという予定通り南小谷へ。
  
南小谷、へたすりゃ読めない。”みなみおたに”じゃなくて”みなみおたり”。ずばり難読。でもここは難読だけでなく、JRWとの境界駅であり、自然のある川が身近にある駅だった。
南小谷までの普通列車では線路の横を道路を挟み川が流れる。俺の中ではきれいな清流があると思っていた。
南小谷駅。最北端と最南端からのキロ数もある。
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001170911
で、構内の支社による案内板によると
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001170910
>日本海へ流れる清流は駅の横を流れる姫川である。
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001170909 ん?
俺の目には濁流にしか見えませんが
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001170908
ちなみに姫川は本当に出てすぐ。近づかなくても轟音がする。転落したら助からないだろう。助かると考えるのは無謀。雨が降った後の姫川は鬼川になったのかと。
それと珍しい自販機も発見!。石灰と水を使ったHotフードが食べられるらしい、販売してないけど。どんなものかは仙台の牛タン弁当を想像するとわかると思う、アレですアレ。
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001171305
でも販売してない
http://f.hatena.ne.jp/sarai-sh/20061001171304
その後に上りの松本行きで白馬へ帰る。そういえば南小谷駅の窓の人はJR西日本の人かな?。でも構内見た限りは東にしか見えない。
  
その2へ続く

・予告
飯も食えずに山へ行く?、非常食だけで山へ行く?。それなんて無茶な突然サバイバル?
飯のためならと思い無茶をする。でも現実甘かった、そう、甘かったんだ。白馬のジャンプ台を侮るべからず、か。